2003.9.30 | W&S4号編集後記より: | *W&Sを始めて一年が経ちました。皆様のお祈りとお支えを感謝いたします。多忙な毎日の中で2年目を踏み出せるか迷いもありましたが続けてさせていただくことにしました。これからも宜しくお願いいたします。
*2年度の目標はホームページの活用です。ぜひ会員用のフォーラムにご意見やアイデア、またご自身の紹介などをお送り下さい。なお、メールなどでお申し込みくだされば会員フォーラム用のパスワードをお知らせいたします。また、維持会員になっていただける方は「年:300円」ですので加えていただければ幸いでございます(W&Sの方針:4「会の運営」の?参照)。
*今回は、最近の福音主義神学において注目されているピノクのFlame of Loveの書評(前半)を試みましたが、かなりの内容を含んでいるため二回に分けることになりました。ご了承下さい。また皆様から、甘辛文献紹介で扱うと良い推薦図書がありましたら教えていただければ幸いでございます。
*次号におきましては、「聖霊論の歴史的概観」も終わりましたので、代わって釈義的(又は、聖書神学的)資料になるもの、また私の恩師の一人であるゴードン・フィーの神学の紹介など試みたいと思っております。宜しくお願いいたします。 | 2017-05-04 10:07:12[投稿番号:4] |
 | | 皆さん、少し遅くなりましたが、新しい一年も宜しくお願いいたします。12月末に「会報14号」を発刊いたしました。15号は、春に発刊したいと思っております。どうぞ覚えてお祈りくださいませ。
Grenzの『A Primer on Postmodernism』の続き:5章は、三つに分けられている(?啓蒙主義にたいする疑義、?解釈(学)の問題、?言語の問題)。著者のグレンツは、ニーチェ(1844−1900)の『Thus Spake Zarathustra(1883)』が、モダンの終焉とポストモダンの始まりを招いたとして、啓蒙主義の根幹とそれに対する疑義がどのようなものであるかを明らかにしている。第一に、デカルトやカントがすべての基として強調し、また前提とした「啓蒙主義的Self」が問題となった。特に、考える精神(自分自身)とからだ(物質的なもの)との二元化の問題、また「考える自己」は、本当に「客観的存在」なのかという批判が増大していった。また「考える自己」は、現実のものではなく「ghost in the machine」であり、主体と客体の二元化の問題も指摘される。第二に、「自己」を超えたところで自ら存在していると見られていた「客観的世界」も問題になった(Johann Fichteによるカント批判)。つまりフィヒテは、日常的経験のレベルで考えると、自己とは区別された客観的な世界が存在すると言えるが、もっと深いレベルでは、その世界は「自己」のうちにその源があると考えた。また彼をとおして、結果的に、世界を考える仕方もひとつではないこと、そしてさらに、世界もひとつではない
ことが認められるようになった。 | 2017-05-03 23:18:31[投稿番号:3] |
Weekly 2008年1月21日 | 2008年1月21日 | 皆さん、少し遅くなりましたが、新しい一年も宜しくお願いいたします。12月末に「会報14号」を発刊いたしました。15号は、春に発刊したいと思っております。どうぞ覚えてお祈りくださいませ。
Grenzの『A Primer on Postmodernism』の続き:5章は、三つに分けられている(?啓蒙主義にたいする疑義、?解釈(学)の問題、?言語の問題)。著者のグレンツは、ニーチェ(1844−1900)の『Thus Spake Zarathustra(1883)』が、モダンの終焉とポストモダンの始まりを招いたとして、啓蒙主義の根幹とそれに対する疑義がどのようなものであるかを明らかにしている。第一に、デカルトやカントがすべての基として強調し、また前提とした「啓蒙主義的Self」が問題となった。特に、考える精神(自分自身)とからだ(物質的なもの)との二元化の問題、また「考える自己」は、本当に「客観的存在」なのかという批判が増大していった。また「考える自己」は、現実のものではなく「ghost in the machine」であり、主体と客体の二元化の問題も指摘される。第二に、「自己」を超えたところで自ら存在していると見られていた「客観的世界」も問題になった(Johann Fichteによるカント批判)。つまりフィヒテは、日常的経験のレベルで考えると、自己とは区別された客観的な世界が存在すると言えるが、もっと深いレベルでは、その世界は「自己」のうちにその源があると考えた。また彼をとおして、結果的に、世界を考える仕方もひとつではないこと、そしてさらに、世界もひとつではない
ことが認められるようになった。 | 2017-05-03 11:11:33[投稿番号:2] |
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